現在まで約2年間所持して実際にかかったカスタム費用を全てこの記事に記録しています。
チョッパーバイクを作るために必要なカスタム内容、カスタム費用が分かるので参考にしてください。
臨時更新して行きます。こちらはまとめ記事なので是非ブックマークお願いします。
カスタム箇所がたくさんあります。
下の【目次】から希望箇所へジャンプ推奨
現在累計カスタム費用【1,683,670円】
ワンオフタンク、エイジング塗装【バナナタンク】
- タンク代 56650円
- トンネル加工 35000円
- ペイント代 120000円
- コック(パウコ製) 5720円
- ガスキャップ(イートンタイプ) 1890円
カスタム費用合計 219260円
既存のバナナタンクから深めのハイトンネル化しています。
塗装は2色のファイヤーフレイムス、全体にクラックが入ったエイジング塗装。
ガソリンコックにはパウコ製のシンプルなコック。
リザーブ機能もありません。ONとOFFの2点のみ。
ホースにはガソリンフィルターも入れていないので異物混入には気をつけないといけません。
ここはチョッパー仕様。排除できるものは小さくても取り外ししています。
ガスキャップはイートンタイプのトールサイズ、浅めのギザギザは30年代仕様のものです。
薬剤をかけて放置した本物のサビです。タンクに合わせて経年変化させています。
ハードライド製ワンオフシート【キングアンドクイーン】
シート制作代 125000円
シートベースは日頃お世話になっているショップ様で鉄板にて制作しています。
そこでフィッティング、希望を伝えてチョッパーシート制作で有名なハードライド様で制作していただきました。
キング&クイーンシート、またはハイバックと呼ばれるシートです。
素材は合成皮革製。
最初は本革で制作しよう思っていましたが車両との雰囲気を合わすことを考え、合皮にしました。
本革で制作するとエイジングがシートだけ早く進んでしまい、不自然になってしまう事を回避するためです。
私が乗っているショベルヘッドはエンジン、フレームがとても綺麗でヤレ仕様にするにはまだ時間がかかる状態です。
以前のオーナーがピカピカ好きで磨きがかかっているんですよね。
フレームも最初はツヤツヤだったのでスコッチブライトでわざと傷を入れくすませています。
シートの製作過程など詳細な記事はこちらからどうぞ
前後ホイール交換フロント21インチ リア18インチ
- 21インチフロントスポークホイール、ミニドラムセット 74,600円
- トルクロッド、ピロボール 5,600円
- リヤホイール ハブ 25,000円
- 18インチリム 28,900円
- スポーク 12,100円
- リヤチューブ リムバンド 3,280円
- リアタイヤ 22,680円
- フロントホイール取り付け加工 50,000円
- リヤスポーク張り替え工賃 20,000円
- リヤホイールカラー制作、メータードライブ、取り付け加工 50,000円
- 48丁 スプロケット 8,420円
- スプロケットボルト、ディスクボルト 4,110円
カスタム費用合計 304,690円
背が高く、タイヤをスリムにさせる為F 21、R18のセットアップです。
フロントホイールにはミニドラムブレーキをつけています。
噂通り効きません。サイズ的に原付のカブについているようなブレーキです。
270キロ超える車体には当然向いていません。
走行中はフロントフォークを縮ますことはできますが制動力はほぼないです。
リアブレーキ9割ぐらいの割合になるかと思います。坂道の信号待ちで止まることは可能ですよ。
ブレーキレスのような見た目を狙うためにチョイスしました。
おすすめはできませんがスッキリ感は一番出ます。
フロントタイヤは縦溝タイプのDURO製。台湾メーカーです。
そろそろ古くなってきたので交換予定です。
リアタイヤはオールステートタイヤ製のダイヤモンドタイヤです。
ハーレーのビンテージタイヤを細部に渡って復刻されいるジャパンメイドです。
このメーカーはかなりおすすめです。単純にかっこいい、サイドウォールのリブがお気に入りポイントです。
次もリピートは確定ですね。
ブロックタイプのダートマンもかっこいいですよ。
フロントロングフォーク化【6インチオーバー】
- インナーチューブ6インチオーバー 40000円
- フォークシール 2000円
- フォークオイル 3580円
- フォークオーバーホール 20000円
カスタム費用合計 65580円
ハーレーエボリューションに採用されている39ミリフォークがセットアップされていました。
ローダウンタイプが装着されていたのでネオファクトリーで6インチオーバーのインナーチューブを装着です。
ネック角を変えていないのでかち上げ仕様です。
フレームのアンダーと地面を見て頂ければわかりますがかなり立ち上がっています。
細かなハンドリングが困難になります。
信号待ちなどでハンドルがカクンと振り切る事頻発します。
低速での安定性が完全に犠牲になっています。
乗りにくいチョッパーマシンの完成です。
バイクの高さが変わりますのでサイドスタンドも変更しなくてはいけません。
6インチも変わると日常利用できないくらい寝てしまうのでサイドスタンドは延長必須です。
オープンプライマリー(プロクラッチ&VPクラッチ)
カスタム費用 不明(パーツ代は約235000円)
車両購入時にカスタムされていた為値段は不明。
パーツ代はBDLのオープンキットで10万円ほど、
プロクラッチは現在リベラプリモは廃盤になっているので
後継のメーカー、APMのコンプマスターで9万円、
VPクラッチが45000円。
かなり高額なパーツ代になるが得られるのは迫力ある見た目と少し軽くなったクラッチ操作だけだ。
それをジョッキーシフトに変更しているのでメリットまで受けていない。
だがエンジン、ミッションが別個体で1次プライマリーが存在するのはハーレーのビッグツインのみだ。
迫力ある見た目と音で周りにアピール出来るのはオープンプライマリーの特権だ。
数多くのユーザーがこのカスタムを行うのは単純にかっこいい事が挙げられる。
危険な雰囲気を出してチョッパー乗りしよう!
詳細な内容はこちらからどうぞ。
サイドスタンド延長
ワンオフ制作長さ延長、メッキ加工 30000円
6インチオーバーのフォークを装着したため変更です。
ロングフォークの泣きどころになります。サイドスタンドのロック機構がなくなり単純に危ないです。
例えば坂道での停車など、前下りの場所では駐車できません。
勝手に倒れてしまいます。
またキックを掛ける時など負荷にも弱いです。簡単に曲がってしまう、爪が削れてしまう症状が出ます。
一度削れ過ぎたため溶接で肉盛りしています。
かっこいいチョッパーになるための犠牲です。仕方ありません。
チョッパーに合わせた扱いをし、あきらめましょう。
ホースシューオイルタンク、フラットフェンダー
- ホースシュータンク 36800円
- オイルタンクマウントボルトKIT 3800円
- オイルタンクトレーメッキ 3100円
- オイルタンク取り付け工賃 25000円
- フラットフェンダー 9900円
- フェンダー周り取り付け工賃 20000円
カスタム費用 合計 98600円
V twin製のホースシュー型のオイルタンクです。単品で利用する事ができず、バッテリーを格納する為のアンダーブラケットやネジ類、4速ミッションのリリースレバーも変更しています。
またフェンダー強度を確保する為にボルト9点で固定しています。
オイルタンクとフェンダーが繋がっている部分もあるのでフィッティングを含め同時に交換カスタムするのが理想です。
のちに記述するシーシーバーを含めまとめてカスタムしました。
ワンオフシーシーバー(シッシーバー)
- ワンオフ制作、メッキ加工 20000円
- ナンバープレート台座 8000円
- ビーハイブテールランプ 8000円
カスタム費用 合計36000円
角材で制作して頂き、ハイバックのシートに合わせたサイズにしています。シートをねじ止めするステーを溶接し、ナックルヘッドのビーハイブテールランプをセットしました。
上下を反対に装着し、ナンバー灯も活用しています。このテールランプを流用してる人は見た事ないのでオリジナリティがありお気に入りポイントの一つです。
ワンオフチェーンガード
チェーンガードワンオフ制作、メッキ加工 12000円
チェーンガードは無い方がスッキリしますがショベルヘッドの泣き所、ミッションオイル漏れが発生した場合悲惨です。
かっこつけたお気に入りの服がオイルまみれになってしまうからだ。
フロントスプロケからチェーンを伝い、背中一面と袖がオイルまみれになった経験から必ずチェーンガードを付けるようになりました。
服が汚れる事を防ぐ為だけに装着しているので最低限のシンプルな仕様で制作して貰いました。
ジョッキーシフト化
- ジョッキーシフトKIT 18600円
- クラッチリリーシングアーム 7430円
- シフトノブ 8800円
カスタム費用 合計34830円
ノンロッカーのジョッキーシフトです。
ステップ回りはV-twin製で固めており、
スラップスティックのシフトレバーにはふざけたドクロのシフトノブ使ってます。
こちらは愛知のSUNRISE CYCLESでの購入です。オリジナル商品だね。
力の抜けた笑顔がお気に入りポイント。
ハンドル交換費用(6ベントハンドル)
- 6ベントハンドル 17600円
- CMSグリップ 2200円
- スロットルハウジング 3432円
- アクセルワイヤー制作 8000円
- クランプミラー 3000円
カスタム費用 合計34232円
6箇所曲がっているから6ベントハンドルと呼ばれています。
かなり手前まで曲がってきており、走行中はとても楽チンです。
本当に長距離走るなら快適でベストなハンドルだと思うんだ。
ただ、低速や停車時の取り回しはすごく操作しにくい。
特にエンジン切って動かすときの押し引きは大変だ。
純粋に腕力がいる。このチョッパーに負けないパワーを手に入れるため、
自分のカスタム、筋トレは必須だね。
ステップ位置の変更【ミッドコン→フォワードコントロール】
- フットブレーキキット 25800円
- ブレーキホース 5500円
- ブレーキTジョイント 3300円
- ブレーキスイッチ 1380円
- ブレーキ配管制作 8000円
- フットブレーキ取付制作、フットレバー加工 25000円
カスタム費用 合計 68980円
ジョッキーと同じくV-twin製のフットブレーキを使用している。
既製品のパーツになるので左右でステップの位置はズレてしまっている。
日本車だとあり得ないけどハーレーダビッドソンは純正でも左右にズレのあるステップをリリースしているんだ。
細かいことは気にしない。その精神が大事だね。
実際に乗車してみて違和感を感じることはないよ。普通に気持ちよく運転できます。
マフラー交換【ドラッグパイプ、スラッシュカット】
- パウコ製ドラッグパイプマフラー 99500円
- マフラー取付加工 35000円
カスタム費用 合計 134500円
フレームの外からひん曲がっているアーリータイプのドラッグパイプ。
40インチストレートのスラッシュカットです。
コーンショベルだけどあえてのアーリータイプを使用し、オールド感を演出している。
ただそのためには加工は必須だ。
フォワードステップの下とミッションケースの下部分はマフラー本体を凹ませてかわしている。
ナックルやパンヘッドでよくみられる技法だね。純正状態で潰しているくらいハーレーはアバウトだ。
あと大事なのはステーを必ずつけること。ショベルはエキゾーストボルトは1本だけなのでそれで固定することは不可能なんだ。振動で必ず折れてしまいます。フロントは3点で保持、リアは2点でしっかり固定しています。
Eキャブカバー【ナイスモーターサイクル製】
キャブカバー(エアクリーナー) 24000円
以前はファンネルを利用していたけどステップを変更した時、膝ともろに被ってしまうのでラウンドタイプのキャブカバーを利用しているよ。
Nice! Motorcycle製のキャブカバーだ。
かなり小ぶりで薄い形状なのがお気に入りポイントです。
空気の入り口にはメッシュがあるので大きなゴミは吸い込まず安心の仕様です。
ポイントカバー
・純正ポイントカバーNo.1 3800円(ヤフオク購入)
・ポイントカバーガスケット JAMES製ラバーメタル 410円
・ネオファクトリー ボタンヘッドボルト No8-32×1/2インチ ユニクローム2本 140円
カスタム合計 4350円
元々はカスタムパーツのフィンタイプが装着されていたけどあえての純正戻しに。
全体のバランス、年代の統一感を考えて選択したんだ。
作業内容はとても簡単なので自分で交換
工具は六角レンチのみなのでお手軽にカスタムできるよ。
個別記事で詳しく解説しているからチェックしてね。
プラグコード【ブルーストリーク製】
ブルーストリーク製のプラグコード 4044円
これはカスタムと言うより修理だね。
ある時プラグ側が根本から千切れてしまったんだ。
よくあるねじ込み式じゃなく、一体型で作られているようなプラグコードだったのでこの機会に交換したよ。
ネオファクトリーで購入、自分で交換。
所要時間は3分もあれば完了できるよ。簡単なので自分で交換するのがおすすめ!
交換過程は個別記事を書いたので下のリンクからどうぞ!
ヘッドライト【5 3/4インチ ベイツタイプ】
- ヘッドライト 6000円
- 切り替えスイッチ、配線処理 2000円
カスタム費用合計 8000円
ベイツタイプの5.3/4インチのヘッドライトです。
ハイライト点灯ランプがベイツの物は赤色です。
これはよくあるレプリカで青色だ。気が向けが赤に変更するのもありかもね。
ハイロー切り替えのスイッチをランプ本体に装着する事で配線をシンプルにしています。
ヘッドライトから出てくる配線は1本だけ。シンプルイズベスト!
維持費(車検、税金、任意保険、燃費、修理代)
2021年~2023年の2年間で321770円
記載の通り、2年間でかかったすべての車検代、税金、任意保険、ガソリン代、修理代の合計だ。
詳細は以下の記事で詳しく解説しているから確認して欲しい。
細かく2年間メモし続けたのでリアルな維持費がわかるはずだ。
番外編① ツールバッグ取り付け&車載工具の中身
- ツールロール 30000円
- モンキーレンチ 2300円
- コンビネーションスパナ 4本 約4000円
- NGK スパークプラグ BPR4EY-11 2本 約700円
- 六角レンチ インチ 2200円
- 差し替えドライバー 650円
- 真鍮ブラシ 400円
- エアタグ 4800円
- 応急タイコ 480円
車載工具の合計 45530円
全ての金額を書き出すと結構使ってるね。
自分に必要な工具を揃えよう。
詳細な記事を書いてるからよかったら参考にして欲しい。
番外編② 車両メンテナンス編
バイクはカスタムだけじゃなく、メンテナンスが超重要。
気持ちよく走れるように日々自分の愛車の健康管理をしよう。
簡単なことは自分でできるようになればもっとバイクライフが楽しくなるし、いざという時のトラブルにも強くなれるよ。
ハーレの旧車は特に細かく自分で見ておこう。
不調かな?って思う事は勘違いじゃなく、必ず後で大きなトラブルを引き起こす。
基本的なことを愚直に行うことで大きなトラブルはどんどん少なくなるのでおすすめだよ。
ガレージのインチ工具、ミリ工具、ケミカル類のおすすめ
ガレージに据え置きしている工具も詳しく個別記事で紹介中。
ハーレー整備に必要なインチ工具、ミリ工具、ケミカル類を一つづつ解説しているぞ。
工具は数が多すぎて合計金額は正直わからない。
チョッパーバイクを整備する上で最適な工具ばかりをチョイスしているので是非参考にしてほしい。
バッテリー管理、充電器のススメ
セル付きの場合はとても重要。
キックオンリーでも電圧の管理不足でエンジンが掛からなくなることもあるのできっちり見ておこう。
エンジンが始動するために必要な3要素は「良い混合気、火花、圧縮」
その1要素の火花を出すためにバッテリーは最重要だ。
特に真夏や真冬の冬眠期間中にバッテリーがやられることはしばしば。
最適、簡単な充電器を一つ用意するだけで大きなトラブルの一つを解決できるよ。
おすすめのバッテリー充電器は以下の個別記事で詳しく解説中。
結論、信頼できるメーカー、テックメイトのバッテリーチャージャーを買っておけば解決だ。
詳しい使い方も解説してるので持っていないなら確認して欲しい。
金額は2万円ほどと少しお高めだけどバッテリーは安心できるいいものを買って欲しい。
粗悪品を掴んだ場合、車両火災になったりと大事故を起こす可能性があるのでやめておこう。
まとめ
カスタムする所は無限に出てくるのでこのページはその都度更新するよ。
いざ自分の車両をカスタムしようって思った時、実際にかかったカスタム費用がわかるとある程度の参考になるはずだ。
気軽に相談できるショップを見つけるのが一番だけど、ネットでパパッと調べたいのが本音。
俺がそうだった。どれぐらいかかるのか誰も書いていないのでこれからも俺が代わりにリアルの金額を書いていくよ。
これからも臨時更新していくのでブックマークしてくれるとモチベーションが保てます。
よろしくお願いします。