
ハーレーのイメージをガラリと変更するシートカスタム
ショップにて制作して頂いた制作過程と
乗り心地のレビューを記載していくよ。
愛車のカスタムの参考にしてください。
・完成図、制作費用、制作期間

上記は完成後の写真です。
キングアンドクイーンと呼ばれていたり、ハイバックと言われるシートだ。
70年代チョッパーカスタムの王道シートカスタムになり、全体のスタイルを70年代に合わせていくのが俺の目標なんだ。
ショップに制作をお願いしたよ。
- 制作費用 125000円
- 制作期間 約4ヶ月
なかなか高額のカスタム費用になった。
詳しい制作過程は次に記載するよ。
ちなみに俺のシートはワンオフ制作だが、「そこまでは…」という人には既製品のキング&クイーンシートもある。ハーレー用で探すならこのあたりが手に入りやすい。
・ワンオフ制作過程

最初はワンオフで制作するつもりはなく、お店で保管されていたビンテージのキングアンドクイーンシートを装着するつもりだったんだ。
一緒にフェンダーとシーシーバーもカスタムする予定だったのでざっくりと上から乗せてみてこれで行こうと決定するんだけど、のちにフィッティングが合わないことが発覚するんだ。

俺の車両のリジットフレームとはフィッティングが合わない、、、後ろのハイバック部分が異常に寝てしまう形になったんだ。
このまま進めるのは流石にカッコ悪いって事でシートをワンオフ制作開始。


まずはフェンダーとシーシーバーを先に制作し、その形に沿って鉄板でシートベースを作っていく事から始まる。
鉄板を使っているから車重は重くなる。古の技法のデメリットだね。

シートベースが完成したらウレタンを俺の乗車姿勢に合わせた位置で肉盛りしていく。
ここの形は個人の好みが出る部分だろう。
俺は控えめなラクダのコブで作ってもらったよ。
元のビンテージに似た形作りでお願いしてたんだ。

ウレタンの形が決まったらここからさらに外注になる。
外注先はチョッパーシート制作で有名なハードライドさんだ。
シート素材やシートパターン、カラーの決定をしていくよ。
本革で作ろうか迷ったけど俺のショベルの雰囲気と合わせて合成皮革で作った。
車体が綺麗めなので本革だとシートだけ経年変化が進み過ぎる事を懸念したんだ。
全体のバランスを見ることは難しい。
パーツ一つを見るんじゃなく、全体で見る事が最重要だ。
シートパターンはお馴染みタックロールやボタンをつけたムチムチシートなどが候補に上がったが最後はキャラメルブロックパターンに決定したよ。
ブロックのサイズもこちらで決めた。少し小さめのブロックかな。
全てが決まってからの制作期間は3ヶ月ほど。
コロナ中だったのでバイク需要が伸びていて、通常より混んでいたようだ。
以上でシートが完成し、車体に装着して完成だ。
キング&クイーンシートのメリット、デメリット

まずは見た目のインパクトは抜群だ。
ぱっと見は暴走族の3段シートだと勘違いされそうだが元のルーツはアメリカの不良達の文化だ。
これぞロングフォークのチョッパーに一番似合うフォルムだと思う。
スタイルだけじゃなく、実は乗り心地もかなりいい。
お尻と腰の全体でフィットする事によって加速時にシートからズレることもない。
コブラシートなどと違い、しっかりとシートに密着することで運転時の快適性は想像以上に良いんだ。
ただ二人乗りは非推奨。
しっかりと取り付けは行っており、耐久性も問題ないがリジットフレームの二人乗りは相乗以上に厳しい。
タイヤの真上なこともあり衝撃はよりダイレクトに受ける。
フレームのしなりの恩恵を受けることがないのできついだろう。
また足もかなり折り曲げる事になる。成人男性は30分くらいが限界だろうか。
人を乗せるのではなく、キャンプ道具などの荷物専用の席だね。
チョッパーの弱点である積載能力が大きく上がることはメリットの一つと言えるだろう。
また車両重量も増加する。ソロシートと比べてはっきりと重くなった事は実感したよ。
ソロシートと比べた乗り心地

元々が一人乗りソロシート、サドルシートだったのでそれと比べてのレビューになる。
ソロシートにはシート下にスプリングが装着されていて、かなり仕事をしていると思っていたんだ。
スプリング高は2インチくらいだっただろうか。
これがなくなるのでかなり道路のギャップは拾うんだろうなと想像していたが意外な結果に。
キング&クイーンのシートに変更してもほとんど乗り心地は変わらなかった。
大きな凸凹はソロシートより跳ねるようになったけど、通常走行でずっと跳ねているのかと言われたらそんな事はない。
想像以上にタイヤとリジットフレームのしなりで小さな衝撃を吸収している事が分かった。
カスタムを行う事で初めて理解できた部分だね。
トータルで考えると今の方が乗り心地はいい。
お尻だけで踏ん張るのと、腰から背中にかけて密着したシートがあるハイバックは全然違う。
ソロシートに比べて断然、運転が楽になった。
長距離のライドもこれならいけるだろう。
旅仕様な見た目だと思っていたが本当にどこまでも出掛けに行ける気持ちにさせてくれる。
最高の相棒に変化を遂げたよ。
結論

キングアンドクイーンシートに変更して本当に正解だった。
見た目の向上、利便性の向上、運転の疲労軽減など街乗りだけじゃなく、
旅に出かけれる車両に劇的に進化した。
費用もたくさんかかるし、制作をお願いした場合時間がかかってしまうけど自分の利用用途を考えて不満点があるなら交換することを一番におすすめできるだろう。
大きなカスタム箇所になるので俺のレビューが参考になれば嬉しいです。
シートを変えたら、次はフロント周りも気になるはず。
→ 33.4mmフォーク&ハンバーガードラムブレーキのカスタム事例
→ オープンプライマリー(プロクラッチ&VPクラッチ)の詳細
→ ショベルヘッドの維持費をすべて公開|リアルな年間コスト
他にもたくさんショベルヘッドのカスタムや修理やってます。
下記のまとめ記事で全て語っているので確認してね。
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キング&クイーンシートで後ろに人を乗せるなら、パッセンジャーの足場もセットで要る。俺はリジッドフレームにアンダーソンタイプのタンデムステップを付けた。シートとステップが揃って、初めて2人乗りが完成する。
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