
ハーレーダビッドソン、ビッグツインの1970年式ショベルヘッドからいわゆるコーンショベルと言われている。
この年式からポイントカバーが存在し、エンジンの外観を簡単に変更することが可能だ。
シンプルなパーツなので各ショップやブランド、自作パーツが巷に溢れている。
この記事ではパーツ交換に必要な工具や交換方法、注意点などを解説するぞ。
写真多めで詳しく解説しているので自分でカスタムする方の参考にしてほしい。
ポイントカバー交換に必要な工具、難易度、所要時間

必要工具:六角レンチまたはドライバー

ポイントカバーに使用しているボルトによって必要な工具は違う。
大概はインチサイズの六角レンチ(ヘキサゴンレンチ)となる。
使っている工具はアマゾンで購入した。
使用サイズは使うボルトによって変わるが3/32インチのボルトと
9/64インチの六角ボルトがあった。
他にはプラスネジのボルトも存在する。
工具類はこちらの専用記事で紹介しています。
パーツ交換の難易度はベリーイージー



2点で止められているボルトを外せばポイントカバーを取り外せるのでそのまま交換するのみとなる。
何も悩む点はないのでビビらずに挑戦してみよう。
このサイズでフラットタイプのポイントカバーならピッタリだ。
米国ボルトの径がNo8
ねじのピッチが32
ねじの長さが1/2(12.7mm)
立体タイプやドーム型のポイントカバーの場合ねじの長さが長いものにしよう。
所要時間は5分もあれば誰でも交換できる

自分の好みのポイントカバーを見つけてカスタムしよう。
車両によっては取り付けが出来ないパーツもあるので次に解説する注意点を読んでほしい。
ポイントカバー交換の注意点
取り付け出来ない注意点が2点だけあるので自分の愛車を確認してほしい。
一つがボルト穴の位置だ。
・左右2箇所のボルト(ショベル、エボ)
・上下2箇所のボルト(スポーツスター)
・5箇所のボルト(ツインカム)
確認しているので上記の三つのタイプが存在する。
まずはどのタイプなのか確認しよう。

二つ目がポイントコンデンサーやセミトラ、フルトラが飛び出していないか。
ポイントカバーを外して裏側を確認しよう。
突起物がなく、フラットならどんなポイントカバーでも装着できるが
中が出っ張っている場合、ドーム型のポイントカバーしか装着できないので注意。
ハーレーは現物をみて確認することが大事だ。
至る所がカスタムできるので前オーナーが交換している可能性は高いぞ。
ポイントカバーの種類【フラット、立体】
Moon Eyes製 ポイントカバー MP300HD

今回は俺の車両をカスタムするので参考にしてほしい。
元々装着されていたのがムーンアイズ製のポイントカバーだ。
ポリッシュされたアルミキャストで立体的なフィンがついている。
これは裏面がフラットタイプだが、表面は厚みがあるのでボルトサイズも長めだ。




No8-32x3/4 付属のボルトサイズだ。必要工具は9/64 六角レンチを使用。
購入時にポイントカバー本体、紙ガスケット、ボルトが付属されているので後は工具だけ用意すれば簡単に交換できるぞ。
純正No1ポイントカバー

今回は純正のポイントカバーに変更しようと思う。
ヤフオクで3800円で購入。
本体のみだったのでボルトとガスケットを別に楽天で購入してきたぞ。
使用するボルトはNo8-32x1/2インチのボタンヘッドボルト。
使用工具は3/32インチの六角レンチ。
ガスケットはJAMES(ジェームズ)のラバーコートメタルガスケットを使用。
正直紙タイプでも全く問題ないがなんとなくしっかりしたのを今回は購入した。
ポイントカバー本体が薄いアルミなのでボルトサイズを間違えると装着できないので注意が必要だ。

ボルト二つを外すだけで交換可能なので5分もあれば誰でもカスタムできるぞ。

まとめ
誰でも簡単に自分でカスタム出来てガラッとエンジン周りが変わるので満足度は高いカスタムだ。
今回はショベルヘッドで実際に行ってみたがエボやツインカム、スポーツスターも手順は同じなので気軽にチャレンジしてほしい。
比較的ポイントカバーは色々な種類が安価に販売されているので自分の好みを見つける時間も楽しいぞ。
アマゾンや楽天に多数販売されているので興味があれば覗いてみよう。
他にもたくさんショベルヘッドのカスタムや修理やってます。
下記のまとめ記事で全て語っているので確認してね。
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