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ショベルのエンジンオイル交換方法、頻度、おすすめオイルは?【ハーレー】

旧車のメンテナンスで大切なポイントの一つはオイル管理です。

特に大排気量、空冷エンジンのハーレーはオイル油温が上がりやすく、痛みやすい(粘度が無くなる)ので定期交換は必ず必要です。

この記事ではオイル交換のやり方、必要などう、おすすめのオイルの種類と交換頻度を書いています。

自分の愛車を自分でメンテナンスする事でより愛着を持ち、些細な変化を察知する事が可能です。

失敗しないやり方の参考にして下さい。

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オイル交換はメンテナンスの基本

旧車に限った話ではないですがオイル交換は全てのエンジン搭載車の基本中の基本のメンテナスになります。

冒頭お伝えした通り、旧車のハーレー、大排気量の空冷エンジンはオイル管理が特に大事です。

理由は常にオーバーヒートと隣り合わせの環境があります。水冷エンジンに比べ、走行風のみで冷却するには限界があり、オイルには確実にダメージを与えます。

油温が100°を超えてくるとオイルに添加されている粘度向上剤、ポリマーが破壊され粘度がなくなります。いわゆるシャバシャバな状態のオイルですね。

ダメージを負ったオイルはエンジン保護の油膜が弱くなり、さらに摩擦係数が上がる事で熱が発生オーバーヒートからの焼き付きというリスクがあります。オイル交換の比にならない費用がかかりますのでトータルで見て考えましょう。

 

頻繁にオイル交換する事は悪い事は何一つありません。いい事だらけです。

唯一のデメリットは費用がかかる事のみです。ここでは用対効果が一番高くなる適正な交換時期もお伝えしますので参考にしてください。

オイル交換に必要な道具

必要な道具はかなり少ないです。

  • レンチ
  • スクリュードライバー(ホースバンド外す場合)
  • ジョウゴ(あれば便利)
  • オイル廃棄パック(あれば便利)
  • チラシや新聞など

あまり多くの物は必要ないです。

次は実際に作業風景を写真と共に紹介していきます。

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ホースシューオイルタンクのオイル交換方法

どんなカスタムにしているか状況により変わってきますがやる事は同じです。

オイルタンクにアクセスし、オイルを抜く、入れるをするだけです。

 

ハーレーはドライサンプ方式なのでオイルとエンジンが別々になっており、オイルはオイルタンク内に貯められています。

オイルタンクの形状は様々なタイプが存在しますが俺の車両はホースシュータイプになっています。一番この形が多いのではないでしょうか。

またドライサンプ方式なのでオイルを抜く為の暖気運転も必要ないと考えています。不純物などがあれば底に溜まっているはずなのでわざわざかき混ぜる必要もなく、素直に排出してやるのが一番効率的にオイル交換可能です。

 

このオイルタンクはドレンボルトがありますのでここからオイルを抜きます。

ドレンボルトがない場合、オイル送り側のホースを外せば抜けます。

どのタイプのオイルタンクでもホースが3本接続されていますので、一番下のホースを外せば自重で抜き取る事が出来ますので簡単です。

 

オイルを抜く前に車体を養生しましょう。

オイルがかかりそうな部分に適当な紙やウエス、ダンボールなどを養生しておくと後片付けが楽できます。

 

今回は廃油パックのストックが切れていた為、ゴミ袋に直接捨てていますがおすすめ出来ません

穴が空いていた場合、悲惨ですので廃油パック買いましょう。

近所のホームセンターに大抵販売されています。安いです。買ってください。

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オイルの量はだいたい2.5リッターほど入れています。正確な数量は分かりませんが装着されているオイルタンクの形状により変わります。

大体6分目〜7分目ほどを目安にして下さい。

たくさんオイルが入っているほどエンジンに優しい(冷却&洗浄)ですが注ぎ口までいっぱいには入れないでください。エンジンが潰れます。

目安はリターンラインより下までの注入です。

俺のショベルの場合、このあたりまで入れて約2.5リッター入れてます。

これぐらいの容量があればエンジンオイルが高温になり続ける事を防げますので安心です。

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オイル交換のついでにタペットスクリーンの清掃

オイルの異物をキャッチするために金網のフィルターが付属しています。

画像の指を指している部分。オイルポンプのすぐ隣ですね。

ここにオイルプレッシャーゲージをつけている車両が多いですがこのボルトの中にタペットスクリーンがあります。

ネジを回すとバネと金網が入ってます。ペンチで引っこ抜きましょう。

金属スラッジなどをキャッチするためのものなのでパーツクリーナーでシュッと清掃し、元に戻すだけの作業です。

穴側が下なので向きを間違えないように注意しましょう。

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ショベルにおすすめのオイル【ASH】

ずっと使用し続けているオイルはASHのPSEです。

粘度は20w-60か20w-50を使い分けています。

夏場やオーバーヒート対策に硬めのオイル20w-60をよく使用していますが正直どちらでもいいと思います。

というのもASHのPSEは部分合成油なのでハーレーによく使われているシングル50などの鉱物油と違い、エンジンの保護性能は格段に高いです。

またアッシュのオイルにはポリマーが全く配合されていないのが特徴です。

 

ポリマーとは粘度増強剤の事で普通のオイルはポリマーを添加することでオイル粘度を調整しています。

このポリマーが曲者で、高温になると分解されやすく、ハーレーなどの空冷エンジンには適していません

一度ポリマーが分解されてしまうとオイル粘度が低下し、シャバシャバのオイルになってしまいます。

すなわちエンジンを保護してくれません。よりオーバーヒートしやすくなってしまうのです。

そこで俺はノンポリマーのアッシュのオイルを選択しています。

ナックル、サイドバルブをメインに修理しているショップにおすすめしてもらい初めて知ったのですが納得の内容だったので長年愛用しています。

 

アッシュのオイルの中でも3種類のグレードがあるのですが値段と性能のバランスを考え中間グレードのPSEを使用しています。

中間グレードといってもそこそこの値段はします。だいたい1リッター缶で2500円ほどです。

大事に長く乗り続けることを考えたら安い投資だと思い、いいオイルを入れてあげましょう。

あとからトラブルになる方がよっぽどお金がかかってしまいますよ。

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おすすめオイル交換の頻度【年2回、春と秋】

オイル交換の目安は色々言われています。

距離3000キロ走れば交換と言われていたり、

3ヶ月での交換を推奨していたり。

 

はっきりと決まっていないので議論される事ではありますが俺は半年に1回の頻度で交換しています。

それも交換時期を決め、春と秋の年2回交換を実施しています。

 

交換時期の理由は簡単です。

夏は高温になるのでオイルが劣化しやすい。なので秋に交換

冬は結露で水が混じる。なので春に交換です。

オイルを酷使するシーズンを過ぎればリフレッシュする形です。

 

また自分で作業する時も春と秋なら快適ですからね。

車もバイクも全てこのサイクルで交換していますがベストだと考えています。

まとめ

簡単にまとめます。

 

1.オイル交換は大事。空冷エンジンのハーレーは高温になり酷使されやすい環境なのでしっかりオイル管理をしよう。

 

2.オイル交換は自分で簡単にできます必要な道具も少なく、難しい工程がないので自分でリーズナブルに交換しましょう。

オイル、レンチ、ドライバー、廃油パックがあれば交換可能です。

 

3.オイル交換に必要なオイル量は2.5リッターほど。1リッター缶3本あれば大丈夫です。

必要な量を事前に購入しておきましょう。

 

4.おすすめのオイルはアッシュのPSEです。

ノンポリマーオイルのASHは高温になりやすいハーレーなどの空冷エンジンに最適です。

最後までしっかりエンジン保護してくれます。粘度は20w-50か20w-60を選択しよう。

 

5.オイル交換頻度は春と秋の年2回でOK。距離は関係なくこのサイクルを守っていれば環境変化により傷んだオイルをリフレッシュできます。コストと手間のバランスを考えて俺はこの周期で長年交換しているよ。

 

 

自分の愛車に愛着を持っているからこそ、基本的なメンテナンスは自分でできるようになっていこう。

交換自体も簡単だし、必要な道具もとても少ない。

今までショップに頼り切っていた場合、かなりのコストもかかっていただろう。

自分で交換すれば納得のオイルをオイル代のみでメンテできる。

メリットばかりなので初めてのバイク弄りはオイル交換からスタートしていこう。

もっと自分のバイクが好きになり、生活に彩りが出てくるぞ。

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