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タンデムステップ(クランプペグ)をリジッドフレームに装着|サイズ選び・取り付けガイド【ショベルヘッド】

ショベルヘッド・チョッパーにクランプ式のタンデムステップを探していて、「DIXIE アンダーソンタイプ」にたどり着いた方は多いのではないでしょうか。

この記事では、DIXIE(スペリア/Superior)製アンダーソンタイプ・アルミステップをリジッドフレームに実際に取り付けた手順と、購入前に必ず確認すべきクランプ径の選び方について、写真付きで解説します。

「デッドストック品を見つけたけど、自分のフレームに合うのか不安」「クランプペグのサイズ表記がよく分からない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


DIXIE(スペリア)アンダーソンタイプとは?70年代チョッパー文化を支えた名品

クランプ式ステップのイラストが描かれたDIXIE製フットレストのビンテージパッケージ
パッケージの側面にはクランプ式ステップのイラストが描かれています。当時から変わらない無骨な構造であることがわかります。

DIXIE(ディキシー)は、アメリカのカスタムパーツブランド「Superior(スペリア)」の製品ラインです。70年代のアメリカン・チョッパーシーンで広く使われたクランプ式アルミステップとして、現在でもビンテージカスタムの定番パーツとなっています。

「Cherry」刻印が示す日本製の出自

箱から取り出したDIXIE製アルミステップと、裏面に施されたCherryの刻印
箱から出した状態です。エッジの効いたアルミのブロックパターンと、裏面にしっかり入った「CHERRY」の刻印が所有欲を満たしてくれます。
DIXIE製ステップの外箱に印字されたMADE IN JAPANの文字
箱の端にひっそりとプリントされた「MADE IN JAPAN」の文字。日本の技術が、海の向こうのアメリカでチョッパーシーンを支えていた歴史の証です。

このステップの特徴のひとつが、本体に刻まれた「Cherry」の刻印です。

これは当時の製造元が日本であったことを示しています。70年代、日本の精密な鋳造・加工技術で作られたパーツがアメリカに渡り、現地のチョッパーカルチャーを支えていました。海を渡ったパーツが、今こうして日本のショベルヘッドに装着される——いわば「里帰り」ともいえるストーリーがあるのは、ビンテージパーツならではの面白さです。

アンダーソンタイプ特有のブロックパターン

デザイン面での最大の魅力は、アルミ表面に刻まれたブロックパターンです。

ラバーステップのような柔らかい踏み心地とは対照的に、無骨で硬質な踏み面がアイアンやショベルヘッドの鉄の質感とよくマッチします。使い込むほどにエッジが丸みを帯び、アルミ特有の経年変化を楽しめるのもこのステップの醍醐味です。


【最重要】クランプ径の確認方法|購入前に必ずフレームを計測する

クランプ式ステップを購入するとき、最も失敗しやすいポイントがフレーム径(パイプの外径)とクランプ対応幅の不一致です。ここを間違えると、走行中にステップが回転したり、クランプが締まりきらなかったりと、安全面でも問題が生じます。

フレーム径ごとのクランプ対応表

フレーム径サイズ(mm)主な該当箇所
7/8インチ22.2mm国産ハンドルバー
1インチ25.4mmリジッドフレーム、ハンドルバー
1-1/4インチ31.8mmダウンチューブ、エンジンガード
1-1/2インチ38.1mm一部のソフテイル系フレーム

今回使用したクランプの仕様

取り付けのために分解されたクランプステップのパーツと11/16インチのコンビネーションレンチ
取り付け前に各パーツをバラして構造を確認します。ボルト類はインチサイズなので、今回は11/16のレンチを使用して作業を進めました。
1インチと7/8インチのフレーム幅に対応するためのシム金具を含むクランプステップのボルト・ワッシャー類
クランプ部分のアップです。内側に見える薄いコの字のスペーサー金具を挟むことで、7/8インチ径(22mm)にもガッチリと固定できるようになっています。今回は利用しません。

今回は、7/8インチ〜1インチ(22.2mm〜25.4mm)対応のクランプモデルを選びました。

俺のショベルヘッドのリジッドフレームは1インチ径なので、この対応幅であればしっかりと固定できます。実際に取り付けてみると、ボルトを締め込んだ際のクランプの密着感は良好で、手で強く押してもズレや回転は一切ありませんでした。

計測のポイント

ノギスを使ってショベルヘッドのリジッドフレームのパイプ径を計測し、1インチ(25.4mm)であることを確認している様子
クランプ選びで最も重要なフレーム径の確認。ノギスで測るとぴったり25.4mm、つまり1インチだ。自分の愛車のフレーム径を把握しておくことは、DIYカスタムの基本になる。

フレーム径を計測するときは、ノギスまたはパイメジャーを使ってパイプの外径を測ります。塗装やメッキの厚み分(0.数mm程度)も考慮してください。クランプの対応幅に余裕がある製品を選べば、微妙な誤差にも対応できます。

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リジッドフレームへの取り付け手順

ショベルヘッドのリジッドフレーム左側に仮組みしたクランプステーと、シートに置かれたアンダーソンタイプのアルミステップ
まずはステップ本体を外した状態で、クランプステーのみをフレームに仮組みしていく。シートに置いているのがこれから組み込むアルミステップだ。
ショベルヘッドチョッパー右側。アンダーソンタイプのクランプステップを装着した全体像
右側装着した位置。これで気兼ねなくタンデムを楽しめる。
ショベルヘッドチョッパーを上から見下ろしたアングル。左右のフレームから張り出したアンダーソンタイプのクランプステップ
シート後方からのアングル。左右に張り出したステップの位置関係がよくわかると思う。車体のスリムなチョッパーシルエットを崩さない、絶妙なサイズ感だ。

取り付け自体はシンプルで、特殊工具は不要です。

まず、ステップを取り付けたい位置を決めます。タンデム用であればリアアクスル付近のフレーム、ハイウェイペグとして使うならダウンチューブの任意の高さです。位置が決まったら、クランプのボルトを緩めた状態でフレームに通し、角度を調整しながらボルトを締め込みます。

締め付けトルクは強すぎるとクランプが変形する可能性があるため、ステップに体重をかけて回転しない程度を目安に、増し締めで調整してください。
ちなみにこちらは11/16インチのボルトを使用していました。このレンチ一つだけで取り付け可能です。


ハイウェイペグとしても活用できるクランプ式の汎用性

ショベルヘッド・チョッパーの右側。リジッドフレームに装着して折りたたんだ状態のDIXIE製アンダーソンタイプ・クランプステップ。
タンデムステップを使わない時は、このように上へ折りたたんでおく。右側から見てもショベルのエンジンやマフラーの造形を邪魔しない、この収まりの良さが俺は気に入っている。
ショベルヘッド・チョッパーの左側リア周り。オープンプライマリー後方のリジッドフレームに沿って折りたたまれたCherry刻印入りアルミステップ。
車体左側から見た、ステップを畳んだ状態。アルミの質感がフレームにスッと馴染み、チョッパー特有の削ぎ落とされたシルエットを崩さないのがこのパーツの大きな魅力だ。

今回はタンデムステップとして装着しましたが、クランプ式の強みは取り付け位置を自由に変えられることです。

ダウンチューブの高い位置にクランプすれば、長距離走行で足を伸ばせるハイウェイペグとして使えます。溶接やブラケット加工が不要なので、リジッドフレームのシンプルなラインを崩さずに足場を追加できるのは、クランプペグならではのメリットです。

気分や走り方に合わせて位置を変えたり、不要なときは外したりできる「可逆性」も、カスタムの自由度を高めてくれます。


入手方法|デッドストックと現行復刻品の選択肢

ビンテージパーツは一期一会ですが、Cherry刻印のアンダーソンタイプ・ステップは現在も復刻品が流通しており、比較的入手しやすい状況にあります。

当時物のデッドストックを探すなら、eBay、ヤフオク、ビンテージパーツの専門ショップが主な入手先です。「DIXIE clamp peg」「Anderson type peg」「Cherry peg」などのキーワードで検索すると見つかりやすいでしょう。

現行の復刻品であれば、国内のチョッパーパーツショップやオンラインストアで新品が購入できます。デッドストックの雰囲気にこだわるか、新品を自分の足癖で育てていくか——どちらを選んでも、日本製ならではのクオリティは変わりません。


まとめ|DIXIE アンダーソンタイプ・ステップ取り付けのポイント

最後に、今回の取り付けで押さえておくべきポイントを整理します。

購入前には必ずフレームの外径を計測し、クランプの対応幅と一致するか確認すること。1インチのリジッドフレームには、1インチ対応のクランプモデルが適合します。取り付けは特殊工具なしで可能ですが、締め付けすぎによるクランプ変形には注意してください。

パーツひとつにも「どこで作られ、どう使われてきたか」という物語があります。DIXIEのパッケージを開けて、70年代から時を止めていたアルミの塊をフレームに組み込む瞬間——古いバイクに乗り続ける醍醐味は、こういう一瞬の積み重ねにあると思います。

タンデムステップやハイウェイペグを探している方は、サイズの確認だけは慎重に、このアンダーソンタイプ・ステップをぜひ検討してみてください。

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