
「作業着なのに街でも履けるって聞いたけど、実際どうなん?」
「ディッキーズ874とどっちが自分に合ってるんだろう?」
そんな疑問を持つあなたへ。
ワークパンツの定番Red Kap(レッドキャップ)の中でも、特に人気のモデル「PT50」。
「動きやすいらしいけど、ペラペラじゃない?」
「太いって聞くけど、ダボダボすぎない?」
「結局、バイク乗りにはどうなの?」
気になっている人も多いはず。
今回は、実際にPT50を色違いで3着所有し、仕事(作業)からプライベートのバイクライフまで、文字通り履き倒している俺(170cm・70kg)が、忖度なしで徹底レビューするぜ。
この記事を読めば、PT50のリアルなサイズ感、バイク乗車時のフィット感、気になる耐久性や経年変化、そして街でもイケてるコーディネートまで、丸っと理解できるはずだ。
REDKAP PT50ってどんなパンツ?

Red KapのPT50は、ゆったりしたルーズフィットと薄手のツイル素材が特徴のワークパンツ。太めのシルエットで存在感がありつつ、ディッキーズ874より軽い穿き心地が魅力。
またバックポケットがジーンズのようにパッチポケットになっているのが大きな特徴だ。
ちなみにRed Kapは、1923年創業のアメリカの老舗ワークウェアブランドで、そのタフさと機能性から多くのワーカーに愛されているんだ。
ブランド名とブランドアイコンの赤い帽子は当時発売されていたタバコの銘柄をそのままパクったという。元ネタは「redcap」だ。
流石につづりまで同じだとまずいと感じたのか、現在まで続く「RedKap」に社名を変化させたという歴史がある。
履いて感じた「リアルな」ポイント

実際に履き込んでみて感じた、PT50のリアルな魅力を紹介していくぜ。
サイズ感:170cm・70kgの場合
俺(170cm・70kg)の場合、ウエスト周りはW32がジャスト。ただ、ワークパンツらしく少しゆとりを持って履きたいならW34がおすすめ。レングス(L30)は裾上げなしでちょうど良い感じ。




- モデル:170cm 70kg
- 帽子:ues製メッシュキャップ Lサイズ
- サングラス:イーブルアクト製ヘンダーソン コーヒーハバナ柄調光レンズ
- アウター:Mac tools製ダウンベスト Lサイズ
- トップス:プロクラブ製ヘビーウェイトロングスリーブTシャツ Lサイズ
- ボトムス:レッドキャップ製PT50 ウエスト34 レングス30
- シューズ:コンバース製CT70チャックテイラーハイカット 26cm
バイク乗車時:ワンサイズアップが吉
バイクに乗るなら、断然ワンサイズ上げたW34×L30がおすすめ。信号待ちで足を着くときや、ステップに足を乗せるときも、膝やお尻周りの生地の突っ張りが全くなく、本当にストレスフリー。長距離ツーリングでも疲れにくいのは大きなメリットだ。


生地感:薄手で夏場も快適

7.5オンスのTCツイルは、ディッキーズ874(8.5オンス)と比べると明らかに薄手。ゴワゴワ感が少なく、新品の状態から柔らかく履きやすいのが特徴。通気性が高いので、汗ばむ夏場は特に快適。逆に冬場は少し頼りなく感じるかも?(下にヒートテック的なタイツを履けば問題なし)。洗濯後の乾きも早いのが地味に嬉しいポイントだ。
動きやすさ:作業もバイクもノーストレス

生地が柔らかく、シルエットもルーズフィットなので、とにかく動きやすい。バイクの乗り降りはもちろん、屈んだり、足を上げたりする整備作業でも全くストレスを感じない。まさにワークパンツとしての本領発揮と言えるだろう。
耐久性:薄くてもタフ!

「薄手=弱い」と思われがちだけど、そこは流石Red Kap。ガンガン洗濯してもへこたれないし、作業で擦れるような場面でも簡単に破れたりしない。3着をとっかえひっかえ、2年以上履いてるけど、いまだに現役で着用可能だ。
経年変化:自然で無骨なエイジング





履き込むほどに生地がさらに柔らかく馴染み、特に負荷のかかる部分(膝、尻、腿の付け根など)に自然なアタリ(色落ち)が出てくる。これがまた味があってカッコいい。糊の効いたリジッドデニムのようなバキバキの色落ちとは違う、ワークウェアならではの自然で無骨なエイジングが楽しめる。
着用コーディネート例|バイクにも街にもフィットする万能パンツ
実際に俺が3着履き回してる中で、特にお気に入りのスタイリングを紹介するぜ。着用モデルは俺(170cm・70kg)、パンツはバイク乗車も考慮してW34×L30だ。
スタイル1:無骨さを纏う "USバイカースタイル"(カスタムショベルと街乗り)
- モデル:170cm 70kg
- トップス: プロクラブ製ヘビーウェイトの白無地ロンT Lサイズ
- アウター: タイトフィットな黒のダウンベスト Lサイズ
- ボトムス:レッドキャップ製PT50 W34xL30
- 足元: コンバース製CT70チャックテイラー 黒ハイカット 26cm
- ポイント: PT50のルーズなシルエットと、重心の低いチョッパーの相性は抜群。トップスとアウターをタイトにまとめることで、Aラインシルエットを作り、野暮ったさを回避。ワークパンツの土臭さとダウンの無骨さをミックスした、王道ながらも飽きのこないスタイルだ。

スタイル2:気取らない "ワーク&リラックス"(作業や近所への買い出し)
- トップス: オーバーサイズのグレーのスウェットパーカー
- 足元: VANS オールドスクール(黒)
- ポイント: 全体的にリラックスしたシルエット。PT50の程よい太さが、ゆるいトップスと合わせてもだらしなく見えすぎない絶妙なバランスを生む。まさにリアルなワークスタイルであり、休日のリラックスウェアとしても最適。
スタイル3:街に溶け込む "ストリートミックス"(シティライドや友人との集まり)
- トップス: チェック柄のネルシャツ(前を開けてインナーのバンドTなどを見せる)
- アウター: 色落ちしたデニムジャケット
- 足元: コンバース CT70(ハイカット)
- ポイント: ワークパンツのPT50を、あえてストリート感の強いアイテムと組み合わせるのがミソ。ネルシャツやデニムジャケットといったアメカジ定番アイテムとも当然相性が良く、スケーターファッションのような雰囲気も出せる。足元はスニーカーで軽快に。
ディッキーズ874との比較

永遠のライバル?ともいえるDickies 874との違いを比較してみよう。
特徴 | Red Kap PT50 | Dickies 874 |
---|---|---|
生地 | 薄手 7.5oz TCツイル (柔らかめ) | 厚手 8.5oz TCツイル (ハリあり) |
最適な季節 | 春夏 (通気性◎) | 秋冬 (保温性・耐久性) |
シルエット | 太めストレート (ややテーパード) | 太めストレート (センタープレス強) |
動きやすさ | ◎ (生地が柔らかい) | ○ (やや硬め) |
バイクとの相性 | ◎ (ストレスフリー) | ○ (膝周りがやや窮屈に感じることも) |
経年変化 | 柔らかいアタリ、自然な風合い | ハリを保ちつつ、擦れ跡が出やすい |
価格帯(目安) | 4,000円~6,000円 | 4,500円~6,500円 |
[関連リンク:ディッキーズ874レビュー|PT50との違いを解説]
結局、どっちを選ぶべき?
- PT50がおすすめな人:
- 夏場も快適にワークパンツを履きたい
- バイクに乗るときの動きやすさを最優先したい
- ゴワゴワしない、柔らかい履き心地が好き
- 自然な経年変化を楽しみたい
- 874がおすすめな人:
- よりタフでハリのある生地感が好き
- センタープレスが効いたカチッとしたシルエットが好き
- ワークウェアらしい頑丈さを重視する
- 主に秋冬に履くことが多い
どこで買う?価格とサイズ選びのポイント

購入場所
- 国内のワークウェア専門店、アメカジ系セレクトショップ
- Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインストア
- 注意: 並行輸入品なども多く、価格にばらつきがある。信頼できるショップを選ぼう。
- 通販での数が激減しています。商品がない場合、PT20も同じ生地なので春夏におすすめ。
価格帯
大体 4,000円~6,000円 くらいが相場かな。セールを狙えばもっと安く手に入ることも。
販売されている店舗がどんどん減っています。自分のサイズがあれば早めに手に入れることをおすすめするぞ。
サイズ選びの最重要ポイント

- 必ず「ウエスト(Waist)」と「レングス(Length/Inseam)」を確認! 単位はインチ表記(例:W32 × L30)。
- USサイズなので、日本のサイズ感より大きめなことが多い。
- 普段履いているパンツの実寸(ウエスト、股下、ワタリ幅)を測って、商品ページのサイズ表と比較するのが一番確実。
- オンラインで不安な場合は、返品・交換可能なショップを選ぶと安心だ。
【参考】PT50 実寸サイズ計測(W34×L30)
「USサイズって結局どれくらい大きいの?」という疑問に答えるべく、手持ちのPT50(W34×L30)を実際にメジャーで測ってみたぜ。個体差はあると思うけど、サイズ選びの参考にしてくれ。
部位 | 実寸(cm) | 備考 |
---|---|---|
ウエスト(平置き×2) | 約84cm | (平置き 約42cm) |
股上 | 約36cm | 後股上を計測 |
ワタリ幅(太もも付け根) | 約31cm | 一番太い所で計測 |
裾幅 | 約22.5cm | |
総丈 | 約100cm | |
股下 (L30表記) | 約72cm |






着用者スペック: 170cm / 70kg
→ 着用感(W34×L30): ウエストはベルトなしだとかなり余裕がある感じ。拳一個入るくらいかな。股上が深いので、腰ばき気味に履いても窮屈さはない。レングス(L30)は、俺の身長だと裾が若干たまる(ワンクッションする)けど、ロールアップすればスッキリ見えるし、エンジニアブーツとかハイトのある靴に合わせるならそのままでも丁度いい長さだ。
俺(170cm・70kg)の場合のサイズ選びまとめ:
- W32 × L30: ジャストフィット。見た目はスッキリさせたいならこっち。
- W34 × L30: ややゆとりあり。動きやすさ重視、バイク乗車時、少しルーズに履きたいならこっちがおすすめ。
まとめ:軽くてタフで動きやすい。気づけば3着持ちになる、沼るワークパンツ

Red Kap PT50は、単なる「安くて丈夫な作業着」じゃない。
夏のバイクも、ガチな作業も、休日の街歩きも。 こいつ1本あれば、どんなシーンにも不思議と馴染んでくれる懐の深さがある。
薄手なのにタフ。太いのに動きやすい。 この絶妙なバランスが、俺を虜にし、気づけば色違いで3本もワードローブに加わっていた理由だ。
もしあなたが、
「気兼ねなくガシガシ履けるタフなパンツが欲しい」
「バイクでも街でも使える、ちょうどいい太さのパンツを探してる」
「ディッキーズとはちょっと違う、快適なワークパンツを試したい」
そう思っているなら、Red Kap PT50は間違いなく試す価値アリだぜ。
この記事が、あなたのパンツ選びの参考になれば嬉しい。
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